日本人にとって移民とは遠い外国の事と思われています。果たして本当にそうでしょうか。
【今日は何の日?】
今日、12月18日は国連が定める「国際移民デー」です。
移民って、ところで本当のところどんな人たちのことなのでしょう?
国連は移民を“一年以上外国に居住する人”と定義し、経済開発協力機構(OECD)は“上限の定めなく更新可能な在留資格を持つ人”としています。
今日、移民は世界中で見られ、そして本当に残念で悲しいことなのですが、移住先で搾取や差別、暴力を受けているという現実があるのです。
日本もご存じのように例外ではありません。技能実習生が失踪したり、出入国在留管理局では収容中にスリランカ国籍の女性が死亡する、という痛ましい事件が起きました。
生きるために、生まれた国から他国へ移動せざるを得なくなるなんて、日本人にはなかなか想像しにくいかもしれません。ですが、今日のこの日、少しでも移民たちの置かれている状況を知るとともに、移民を含むすべての人間がその尊厳をどうすれば確保できるのか、想いを馳せてみませんか。
そして、暴力や尊厳を傷つけられるようなことが一つでも減らせるために何ができるか、一緒に考えましょう。自分だけでなく、もう一人、隣にいる人が幸せを感じられるために。